2022年7〜11月にかけて、ソニーのテレビBRAVIAシリーズに新モデルが登場します。
新しいモデルが出るということは…
そう!現行の21年モデルがかなりお買い得になってきたんです!
そろそろ買い替えをお考えなら、やっぱりこの時期がお得ですよね!
そして4K有機ELテレビの価格もかなり下がってきて、ここ一番の狙いどきを迎えています!
というわけで、ソニーBRAVIAの4K有機ELモデルXRJ-55A80JとXRJ-55A90Jの違いを徹底比較いたします!
A90Jシリーズは、ソニーBRAVIAの最上位機種に位置づけられるラインです。
なので映像面も、さらに音響面も磨き上げられています!
一方のA80Jは下位モデルですが、それでもソニーの看板を背負うのに十分な性能を誇ります。
店頭で見比べてみると、画質の差は確かにあるんです。
見比べるからこそ気づく事のできるような、ちょっとした差があります。
その差こそ、画質の美しさを1段階引き上げる肝になっているのだろうなと思えるような差でした。
では、XRJ-55A80JとXRJ-55A90Jを徹底比較し、違いや共通点などをお伝えしていきましょう!
目次
まずはXRJ-55A80JとXRJ-55A90Jの違いをご紹介していきますね。
細かいところを見ると結構あるのですが、この差は大事!と感じたポイントを3つ取り上げます。
まず最初は映像表現の差からいきましょう。
コントラストとは、色の濃淡や光の明暗のバランスのこと。
例えば花火は、真っ暗な夜空を様々な色の光が強く弱く入れ替わって彩るから、きれいに見えるんですよね。
コントラストをしっかりと描き出せることは、光や色をどこまで美しく表現できるかに直結します。
A80Jに搭載された「XR OLED コントラスト」は、送られてきた映像を瞬時に分析、光をコントロールします。
必要なところに十分な光を与えて、不要な光を抑えることで濃淡のはっきりした映像が出来上がるのです。
一方のA90Jには「XR OLEDコントラストプロ」が搭載されました。
送られた映像を分析して、光をコントロールするところまでは同じです。
A90Jでは「パネルの温度を測るセンサー」と「放熱用シート」を組み合わせた有機ELパネルを採用しています。
パネルの温度を管理しているのは、有機ELの発光効率を高めて、より美しい光を作り出すためなのです。
ということは、パネルの温度感知がかなりのポイントに分かれているということ。
そして、放熱パネルもピンポイントに働いて、効率のいい画作りができるようになるのですね。
ソニーが誇る最上位機種には、最上位にふさわしい技術が採用されていますね!
まさか使われているパネルがちがうとは思いもしませんでした。
その技術があるからこそ、見たこともないような美しい映像を見ることができるんです!
次に音響表現の違いをご説明いたしますね。
搭載されているスピーカーやその個数、搭載されている技術はほぼ同じです。
違うのは「音声実用最大出力」がA80Jは合計30W、A90Jは合計60Wと2倍の差があること。
この差はかなり大きいんですね。
音声出力のワット数は、音を出すための体力と体の強さを表しています。
自転車を歩く速度よりも遅くこぐのって、普通に歩いたほうがラクですよね。
自転車が安定しないので、足をつかずにまっすぐ進むことが難しくなっちゃうんです。
同じようにワット数が大きいほうが、しっかりした音を出すことができるのです。
大きく迫力のある音はもちろん、小さな優しい音をどれだけ表現できるかということにも繋がります。
小型でサラウンド対応のサウンドバーやAVアンプなどは60〜100Wが多く発売されています。
このことからも、A90Jがテレビとして十分なスピーカを用意されていることがわかりますね!
それでは、肝心の価格をお伝えしましょう!
XRJ-55A80J:217,800円(税込)
XRJ-55A90J:279,800円(税込)
(価格はJoshinホームページより。2022年10月4日現在)
もともとはA80Jが約30万、A90Jが約39万での販売開始でしたので、ほぼ8万円下がりましたね。
55インチの4K有機ELが20万で買える時代が来るとは…。
それだけ企業努力が凄まじいということなのかもしれませんね!
ここからはXRJ-55A80JとXRJ-55A90Jの共通する性能についてご紹介します!
当然ながら違い以上に共通点が多いので、こちらも特出すべき点を取り上げますね!
コントラストの違いについてお伝えしていた映像を分析するのが、認知特性プロセッサー「XR」です。
BRAVIAの型番がXRで始まっていれば、XRプロセッサーを搭載しています。
私たちは目で見てどこに何があるか、耳で聞いてどこにどんなものがあるか、判断がつきますよね。
脳が瞬時に判断するから、私たちの五感が即座に正しく働くのです。
XRプロセッサーは映像と音声を瞬時に分析して、処理を行います。
その処理結果を「XR OLED コントラスト」のように活用して、より美しい映像を作り出すのです。
「XRトリルミナスプロ」は色の成分を立体的に判断することで、淡い色の変化まで再現します。
色にも強いものと弱いものがあり、真っ赤なバラにも黄色味や青味が薄くついたものもありますよね。
店頭で見ていると時々、テレビに写っているものが立体に見える瞬間があったんです。
おそらく光や色の細やかさを脳が錯覚したのだろうと思うのですが…。
そこまでの色を、テレビが表現できるようになったんだなと驚いてしまいました。
ハイビジョン映像を4Kレベルに引き上げる「アップコンバート」という技術。
これをハイビジョン品質をより精密に描く「XR 4K アップスケーリング」に引き上げました。
録画された物体の質感や光源の位置などを読み取り、どのような画に仕上げるかを分析するのです。
たった一つのチップが行う分析で、映像の表現をさらに高めていってしまうソニーさん、恐るべしですね!
先ほどまではXRプロセッサーを映像に活用した機能についてのお話でした。
XRプロセッサーの認知特性を音声信号に利用すると、テレビ1台だけで信じられない音響体験が可能になるんです。
音信号を分析して、どこからの音かを判断することで、通常の音声を立体音響に変換することが可能になりました!
その立体音響を「アコースティックサーフェスオーディオ プラス」で、より現実的な表現を行います。
「アコースティックサーフェスオーディオ プラス」とは、画面そのものを振動させて音を出す技術。
例えば口元あたりから声がはっきりと聞こえると、その場でその人が話しているように感じますよね。
そして立体音響が、見ている人を包み込んだ音の世界を作り出すのです。
もうそこは、VRの世界と言ってもいいのかもしれませんね。
対応するソニーのサウンドバーを利用して、より臨場感を生み出す「アコースティックセンターシンク」。
周囲の迫力ある音をサウンドバーが担当し、BRAVIAは画面からの音を担当します。
映画やライブの迫力が、グレードアップすること間違いなしですよ!
映画館でもまだまだ少ない立体音響技術「ドルビーアトモス」にも対応しています!
これまでのサラウンドは前後左右でしたが、高さの表現も加わったのが「ドルビーアトモス」。
ベランダからの声も、遠くで鳴く鳥の声も、まるでそこにいるかのように表現します。
これがかなりおどろきの体験になるんです!
スマートTVとして「GoogleTV」を採用していますので、リモコンも音声入力に対応しています。
そして当然、ネット配信にも対応しています!
ネトフリやプライムビデオのあの映画、アニメ、ライブ、ドキュメンタリーが立体音響で!
よく知っているはずの動画が、ぜんぜん違うものになるかもしれませんよ!
そしてスマートスピーカー対応なので、「ネットフリックスで、〇〇を再生して」とお願いすると…。
いろいろとはかどってしまう未来が見えますね…!
もちろん通常のテレビを見るにも過不足なしです!
チューナーは視聴専用の1基含む3基搭載され、地デジ、BS・110°CSデジタル、BS・110°CS4Kに対応。
外付けHDDを接続すればテレビを見ながら、別の2番組を同時録画可能です!
それでは、XRJ-55A80JとXRJ-55A90Jの主なスペックを一覧にいたしました。
XRJ-55A80J | XRJ-55A90J | |
基本仕様 | ||
幅×高さ×奥行き | 1227×735×330 | 1282×709×317 |
重さ | 19kg | 20.3kg |
消費電力 | 347W | 388W |
待機時消費電力 | 0.5W | 0.5W |
接続端子 | ||
HDMI | 4 | 4 |
ARC対応 | eARC | eARC |
VRR | アップデートで対応 | アップデートで対応 |
ALLM | ○ | ○ |
4K/120fps | ○ | ○ |
USB端子 | 3 | 3 |
光デジタル端子 | ○ | ○ |
LAN端子 | ○ | ○ |
ヘッドホン出力端子 | ○ | ○ |
XRJ-55A80J | XRJ-55A90J | |
表示性能 | ||
パネル種類 | 有機EL | 有機EL |
画面サイズ | 55V型 | 55V型 |
画素数 | 3840×2160 | 3840×2160 |
XRプロセッサー | ○ | ○ |
XR4Kアップスケーリング | ○ | ○ |
HDR10 | ○ | ○ |
ドルビービジョン | ○ | ○ |
HLG | ○ | ○ |
倍速駆動パネル | ○ | ○ |
XRモーションクラリティ | ○ | ○ |
音質性能 | ||
DOLBY ATMOS | ○ | ○ |
音声実用最大出力 | 30W | 60W |
スピーカー数 | 4 | 4 |
チューナー | ||
地上デジタル | 3 | 3 |
BS・CSデジタル | 3 | 3 |
BS・CS4K | 3 | 3 |
録画再生機能 | ||
外付けHDD対応 | ○ | ○ |
2番組同時録画 | ○ | ○ |
XRJ-55A80J | XRJ-55A90J | |
ネットTV | ||
YouTube | ○ | ○ |
PrimeVideo | ○ | ○ |
Netflix | ○ | ○ |
Disney+ | ○ | ○ |
DAZN | ○ | ○ |
FOD | ○ | ○ |
dTV | ○ | ○ |
ひかりTV | ○ | ○ |
ひかりTV4K | ○ | ○ |
Hulu | ○ | ○ |
U-NEXT | ○ | ○ |
Paravi | ||
RakutenTV | ○ | ○ |
TELASA | ○ | ○ |
スマートTV | GoogleTV | GoogleTV |
Googleアシスタント | ○ | ○ |
Amazon ALEXA | ○ | ○ |
ネットワーク | ||
有線LAN | ○ | ○ |
無線LAN | ○(a/b/g/n/ac) | ○(a/b/g/n/ac) |
Bluetooth | ○ | ○ |
Wi-fi Direct | ○ | ○ |
ソニールームリンク | ○ | ○ |
DTCP-IT | ○ | ○ |
ここまで、XRJ-55A80JとXRJ-55A90Jの違いと共通点、スペック一覧をご紹介しました。
これらを踏まえて、どちらがどんな人におすすめできるかを考えてみました!
とはいえどちらも、間違いなく誰にでもおすすめできる商品なのです。
なので「おうちでより映画を楽しむためのテレビ選び」をキーワードにしました!
- テレビに外付けスピーカーをつけたことがない人
- これから、おうちテレビをホームシアターにしたい!とお考えの人
まずはA80Jの「ドルビーアトモス」を体験してみましょう
美しい映像と立体的な音響で、かんたんにホームシアターが完成します!
場所にもお金にも余裕ができれば、ソニーのドルビーアトモス対応サウンドバーをおすすめします。
狙うは画面がセンタースピーカーになる「アコースティックセンターシンク」の最大活用!
上下前後左右からパワフルな音に包まれると、きっとおうちでテレビを見る価値が変わりますよ。
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- すでにサラウンドシステムがある人
今あるサラウンドセットにA90Jを追加して、より映画館に近づけましょう!
BRAVIAをセンタースピーカー化する「アコースティックセンターシンク」がポイントです。
A90Jシリーズのみ、AVアンプやスピーカーとの組み合わせにも対応しています。
画面そのものから音が出ることの価値は、音響にこだわる方ならわかると思います!
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それではここで、実際にお使いの方の口コミを集めてみました!
良かったものと厳しいものに分けて、ご紹介致します!
- 有機ELのコントラストがきれいです!動きもなめらかで、今までのテレビとは別物ですね!
- 画面から音が出て、セリフの聞き取りがしやすくなりました!
- 画面に向けなくても操作できるリモコンが便利!
やはり映像への評価の高さと、「アコースティックサーフェスオーディオプラス」に驚きの声が多いですね!
画面から聞こえる声がはっきり聞き取れるので、映像と音響により臨場感が生まれます。
そして、リモコンが赤外線からBluetoothに変更されていたのでした!
赤外線リモコンは本体に向けて操作する必要がありました。
リモコンがBluetooth対応になったことで、電波の届く範囲ならどこからでも操作が可能になったんですね。
- リモコンの反応がおそくて、ストレスを感じる。
- 他のメーカーにあった録画の早送り再生や CM チャプターがないのは残念。
リモコンの反応については、スマートTVの問題点でもありますね。
チャンネルの切り替えに3、4秒かかったり、 カーソル移動に少しタイムラグが出たりします。
ソニーに限らず、他のメーカーにも言えることなので、これからちょっとずつ改善していくんでしょうね。
ハードディスクに録画したものの再生機能が弱いのは確かに少し残念に感じますね。
とくに倍速再生は今、必須の機能になっています。
ですが再生機能は、おそらくソフトウェアのアップデートで対応できる事だと思うんです。
なのでメーカーにその声が大きく届けば、そのうち対応されるかもしれませんね!
今回はソニー BRAVIA XRJ-55A80JとXRJ-55A90Jを比較していきました。
私も3年ほど前に液晶テレビを新しく買い替えたのです。
その時から比べても格段の進化を遂げているなとすごく感じます。
4Kで映し出される映像はとても綺麗で、風景を見ているだけでもかなり癒されますよね。
特にXRプロセッサーの恩恵はかなり大きいですね。
いろいろと調べてみて、ホームシアターという言葉がいよいよ説得力を持ってきたように感じました。
映像のきらびやかさや音響の迫力は、テレビ単体でも映画館そのものにかなり近づいてきています。
ソニーが本気で作り上げたテレビには、今持っている技術全てが積み込まれている気がします。
おすすめでもお伝えしましたが、どちらの機種もきっとあなたを満足させることができるでしょう!