ソニーBRAVIAシリーズの最上位機種が2022年7月16日に発売されました。
ビジュアルとオーディオで世界のトップブランドのひとつソニーが送り出す、最新技術を集めたテレビです。
上位モデルのテレビ専用チップや、映像、音響どちらにもトップクラスの技術がてんこもり!
そんなソニーBRAVIA最上位の新型XRJ-55A95Kと旧型XRJ-55A90Jの違いを徹底比較しました!
画質や音質、機能面などにどれくらいの進化があったのかをお伝えしますね!
BRAVIAの4Kモデルといえば「XRプロセッサー」の表現力が高評価を得ていますね。
これまでのモデルでも映像や音響に高い評価を勝ち取ってきました。
2022年モデルの最上位機種も、高評価確定と言ってもいいのではないかと思える品質になっています!
それではそのBRAVIA 新型XRJ-55A95Kと旧型XRJ-55A90Jの違いをご紹介しましょう!
目次
それでは最初に、新型XRJ-55A95Kと旧型XRJ-55A90Jとの比較結果をご紹介しましょう!
その違いは家庭用テレビにとって大きな一歩になっています。
新型XRJ-55A95Kには有機ELパネルの最新技術である「QD-OLED」が搭載されました!
「QD-OLED」とは「量子ドット有機EL」のこと。
これまでの有機ELは光度を補うため、赤・緑・青に白を加えた4色パネルで発色していました。
QD-OLEDには「量子ドット」が追加され、有機EL自体の光度を高める働きをします。
それにより赤緑青の3色で表現される色域は、通常の有機ELパネルを上回ることができるのです!
より鮮やかで、より深い映像表現が可能となったQD-OLEDの映像は、もう別世界ですよ。
そして、QD-OLEDの新型A95Kには新しい描画エンジンが採用、「XRトリルミナス マックス」と名付けらました。
ソニーの技術者にも「これ以上の発色はもうないだろう」と判断されたのでしょうか…マックスですから。
鮮やかな花や果物、複雑な空や海のグラデーションを、絶妙な配色で表現します。
認知特性プロセッサー「XR」とQD-OLEDで生み出される映像は、奥行き以上の立体感すら感じるほどです。
BRAVIA2022年モデルの一部より、新しく「BRAVIA CAM」が対応されました。
「BRAVIA CAM」は対応するBRAVIAの上に設置し、周りの状況を判断するカメラのこと。
BRAVIA CAMにより、部屋や視聴距離などの環境を認識し、明るさ調節や省電力に役立ちます。
さらにジェスチャーでのテレビ操作や、ビデオチャットにも対応します。
テレビがより賢く、便利に進化します!
それでは気になる価格をまとめましたので、お伝えしましょう!
新型XRJ-55A95K | 旧型XRJ-55A90J | |
Joshin | 425,700円(税込) | 279,800円(税込) |
なんと旧型A90Jは残すところJoshinのみとなっておりました!
ただし、大型量販店のみを調べておりますので、他の販売店で残っている可能性もあります!
購入をお考えの方は、どうぞお早めに!
なお、A95Kのひとつ下にXRJ-55A80Kというモデルがあります。
そのスペックはXRJ-55A90Jとほぼ同じで、およそ30万円近くで販売されていますので、そちらを狙うのも手ですね!
それにしても、約14万円差は大きいですね。
A90Jと一緒に高級クラスのサウンドバーを買えるくらいの価格と考えると…。
A90Jに傾いてしまうなと思ってしまいます…。
ソニーBRAVIAの新旧最上位機種比較は、QD-OLEDのおかげでかなりの差がついているように感じます。
逆に言えば画面パネルの変化以外、それほどの変化はありませんでした!
BRAVIAの基礎性能と言って間違いない新型XRJ-55A95Kと旧型XRJ-55A80Jの共通点をご紹介します!
XRプロセッサーはBRAVIA XRJシリーズの画質・音質を司る頭脳です。
人の目と脳は、遠近感や物の動き、光の強弱に合わせて、様々なものの判断を行いますよね。
受け取った映像から、物体の分析や質感の判断、音の配置を判断するのもXRが行います。
どれほどいいパネルやスピーカーを載せても、分析や配置が足りなければ、本領を発揮できません。
優れた映像体験を支えるのが、XRプロセッサーなのです。
BRAVIA XRJ4K有機ELシリーズに搭載された「アコースティック・サーフェス・オーディオプラス」。
これはテレビの画面そのものを振動させるのです。
これまでテレビのスピーカーといえば、テレビの端に備えられていました。
「アコースティック・サーフェス・オーディオプラス」搭載のBRAVIAは、画面がスピーカーになるのです。
口と音がタイミングだけでなく、場所まで一致する。
ニュースですら、アナウンサーがその場で読んでいるような臨場感がでるのです。
ドラマやアニメのキャラが実際に話しているように見えて、リアリティではなく、リアルに感じます。
さらにテレビ本体だけで「ドルビーアトモス」に対応し、映画館での立体的な音響がリビングに広がります。
サウンドバーやAVアンプをあわせて、BRAVIAをセンタースピーカーにすると…。
そこは映画館といっても、過言ではないでしょう。
GoogleTVに対応しているので、YouTubeやNetflixなどのネット配信にも対応しています。
コンテンツが対応していれば、4Kでドルビーアトモスが手軽に楽しめる最強の環境に!
AIアシスタントも使えるから、音声でコンテンツ検索もラクラクです!
もちろん通常のテレビ性能にも手を抜きません!
チューナー3基のうち2基が録画用として使えますので、2番組同時録画が可能です。
これでテレビの見逃しも防げるはず!…ですよね!
それでは新型XRJ-55A95Kと旧型XRJ-55A90Jのスペックを一覧にしました。
項目が多いので、3つに分けております。
新型XRJ-55A95K | 旧型XRJ-55A90J | |
---|---|---|
基本仕様 | ||
幅×高さ×奥行き | 1225×728×280(mm) | 1282×709×317(mm) |
重さ | 31kg | 20.3kg |
消費電力 | 332W | 388W |
待機時消費電力 | 0.5W | 0.5W |
接続端子 | ||
HDMI | 4 | 4 |
ARC対応 | eARC | eARC |
VRR | ○ | ○ |
ALLM | ○ | ○ |
4K/120fps | ○ | ○ |
USB端子 | 2 | 3 |
光デジタル端子 | ○ | ○ |
LAN端子 | ○ | ○ |
ヘッドホン出力端子 | ○ | ○ |
新型XRJ-55A95K | 旧型XRJ-55A90J | |
---|---|---|
表示性能 | ||
パネル種類 | 有機EL | 有機EL |
画面サイズ | 55V型 | 55V型 |
画素数 | 3840×2160 | 3840×2160 |
XRプロセッサー | ○ | ○ |
XR4Kアップスケーリング | ○ | ○ |
HDR10 | ○ | ○ |
ドルビービジョン | ○ | ○ |
HLG | ○ | ○ |
倍速駆動パネル | ○ | ○ |
XRモーションクラリティ | ○ | ○ |
音質性能 | ||
DOLBY ATMOS | ○ | ○ |
音声実用最大出力 | 60W | 60W |
スピーカー数 | 4 | 4 |
チューナー | ||
地上デジタル | 3 | 3 |
BS・CSデジタル | 3 | 3 |
BS・CS4K | 3 | 3 |
録画再生機能 | ||
外付けHDD対応 | ○ | ○ |
2番組同時録画 | ○ | ○ |
新型XRJ-55A80K | 旧型XRJ-55A90J | |
---|---|---|
ネットTV | ||
YouTube | ○ | ○ |
PrimeVideo | ○ | ○ |
Netflix | ○ | ○ |
Disney+ | ○ | ○ |
DAZN | ○ | ○ |
FOD | ○ | ○ |
dTV | ○ | ○ |
ひかりTV | ○ | ○ |
ひかりTV4K | ○ | ○ |
Hulu | ○ | ○ |
U-NEXT | ○ | ○ |
Paravi | ||
RakutenTV | ○ | ○ |
TELASA | ○ | ○ |
スマートTV | GoogleTV | GoogleTV |
Googleアシスタント | ○ | ○ |
Amazon ALEXA | ○ | ○ |
ネットワーク | ||
有線LAN | ○ | ○ |
無線LAN | ○(a/b/g/n/ac) | ○(a/b/g/n/ac) |
Bluetooth | ○ | ○ |
Wi-fi Direct | ○ | ○ |
ソニールームリンク | ○ | ○ |
DTCP-IT | ○ | ○ |
ここまでソニーBRAVIAの新型XRJ-55A80Kと旧型XRJ-55A80Jの違いや共通点をご紹介してきました。
その結果を踏まえて、新型と旧型それぞれのおすすめできる人をご紹介しましょう!
- 最新技術「QD-OLED」で好みの映像を心ゆくまで味わいたい!
- テレビもサウンドシステムもイチオシのものを用意できる方!
他に何も言えることがありません!
お値段は張りますが、手が届くなら間違いなくA95Kがイチオシです!
- 一味違うテレビがほしい!
高性能な4K有機ELテレビが他に差をつけようとするには、正直難しいところだと思うんです。
ここまで来ると、基本的にどの製品もとてもきれいな映像を見せてくれますよね。
あとは「どんな色合いのテレビにするか」とか音響面への付加価値が重要です。
その中でソニーは「XRプロセッサー」という武器を作り上げました。
色の彩度や明暗を使い分け、立体感を生み出すための頭脳です。
そして画面を振動させるスピーカーも、映像のリアルさを引き立てます。
旧型の商品ではありますが、A90Jもソニーが胸を張って送り出した自信作です。
おうちに置いた途端、世界一美しい映像を映し出すパネルとなるでしょう!
それではいま、実際にBRAVIA XRJシリーズをお使いの方々はどんな感想をお持ちなのでしょう?
ネットのレビューや口コミをまとめましたので、ご確認ください。
- 今までのテレビは何だったのかと思うくらいに色が違う!A95Kに慣れると他のテレビは色あせます。
- セットアップも簡単で映像も音質もとてもきれい!価格が高いことだけが難点ですね!
- お店で見るより、家で見ているほうが確実にきれいです。部屋の明るさに合わせるからなんでしょうね。
光と影の表現が圧倒的に違いすぎて、本当に今までのテレビは何だったんだと思いました。
A95Kから離れて別のテレビの前に立っても、離れているA95Kの映像の美しさがはっきりと分かるんです!
一段上のクラスにあるというのも納得の画質ですよ!
- ネット配信はきれいだけど、地上波放送はザラつきがあってあまりきれいになりません。
- 画面から音がでるのはすごいけど、サウンドバーなしではきびしいかなと思います…。
「地上波がきれいにならない」とは、気になる情報ですね。
A95K本来の画質とA95Kでの地上波放送を比べられたのでしょうか?
それとも元々使っておられたテレビとA95Kを比べたのでしょうか…?
まだまだ4Kに対応していない地上波放送の場合は「4Kアップスケーリング」で4K水準まで画質を引き上げます。
その処理がQD-OLEDの特性に追いついていないのかもしれません。
サウンドバーについてですが、ドルビーアトモスが得意な音源があると思うんですよね。
音楽ライブや音楽ストリーミングには、これまでのステレオスピーカに軍配が上がるはずです。
映画には映画、音楽には音楽の音響構築を想定して作り上げられるので、同じ音とはいえ、そこは別物なのです。
ドルビーアトモスのオーディオシステムをお使いなのでしょうか?
それならBRAVIAのアコースティック・サーフェス・オーディオプラスを組み合わせましょう!
BRAVIAがセンタースピーカーとなって、ワンランク上の音響空間が完成しますよ!
今回、BRAVIAの新型XRJ-55A95Kと旧型XRJ-55A90Jというソニーテレビの新旧最上位機種を取り上げました。
そのために店舗で実物を見せていただいて、スタッフの方にもお話を伺ったんです。
もちろん、それだけの興味があったからなんですが…。
最初、それぞれのオススメポイントをどこに置くのか、非常に悩みました。
旧型A90Jを最初に見て「色がすごい!奥行きが!」とちょっと興奮気味だったんです。
その後新型A95Kでは、見たことのない色の深みにもう何も言えなくなってしまいました…。
濃い緑の葉一枚一枚が元気で、それぞれ微妙に違う色を見せてくれました。
夕焼けが金からオレンジ、紫、濃紺と描くグラデーションの淡く変わる様子をこれでもかと見せつけられたのです。
こんな品質のテレビを買っちゃうと、やっぱり音もいいものにしたいなぁ…。
なので、新型XRJ-55A95Kは「最高級を揃えられる事」をおすすめポイントとして設定しました!
テレビの買い換えをお考えならソニーの、特に「XRJ」から始まるモデルがおすすめです。
どれも間違いなく映像がきれいで立体感があり、音響に臨場感がでます。
余裕があるなら、いいものを買っておきましょう。
この先、少なくとも10年はテレビで迷わずに済むはずです!