2022年3月にキヤノンのPIXUS複合機シンプルモデルの新型が発売されました!
こちらではPIXUS複合機の新型TS3530を、旧型TS3330との違いの比較や共通点を通じて、ご紹介します。
プリンタやスキャナの基本的なスペックはあまり変わっていません。
ですが、スマホとの連携がより強化され、より一層使いやすくなっています!
先にひとつお伝えしていきますが、旧型のTS3330は終売となっているお店が多くなっています。
おそらくTS3330は激安投げ売り状態のような価格で販売されているのではないかと…。
なので今から買うとすれば、TS3530がほとんどということになってしまうんです。
なお、新型TS3530の販売価格は
ヤマダウェブコム | Amazon.com | EDIONネットショップ | ヨドバシ.com |
7,920円(税込) | 8,000円(税込) | 8,019円(税込) | 8,800円(税込) |
と、8,000円台が多くなっています。
それではPIXUS新型TS3530と旧型TS3330の違いを比較していきましょう!
目次
それではまず、新型TS3530と旧型TS3330の外観はこちらです。
最初に新型TS3530から。
つぎに旧型TS3330がこちらです。
光の当たり方にも左右されますが、ホワイトが少し落ち着きのある色味になった印象ですね。
とはいえ、ほぼ変わらないといっても差し支えはないでしょう。
それでは、機能面の違いについてご紹介しましょう!
違いは4つありますので、ひとつひとつ説明していきますね。
使用するインクが変更されました。
プリンタと言えば、気になるのは印刷コストですよね。
そこで新型TS3530と旧型TS3330で使用しているインクの価格を表にしています。
Canon | Amazon | ヤマダウェブコム | ヨドバシ.com | |
モノクロ通常 | ||||
BC-345 | 1,980円(税込) | 1,800円(税込) | 1,881円(税込) | 1,980円(税込) |
BC-365 | 2,090円(税込) | 1,900円(税込) | 2,090円(税込) | 2,090円(税込) |
モノクロ大容量 | ||||
BC-345XL | 2,910円(税込) | 2,639円(税込) | 2,613円(税込) | 2,910円(税込) |
BC-365XL | 3,080円(税込) | 2,745円(税込) | 3,020円(税込) | 3,020円(税込) |
カラー通常 | ||||
BC-346 | 2,220円(税込) | 2,015円(税込) | 2,016円(税込) | 2,220円(税込) |
BC-366 | 2,310円(税込) | 2,100円(税込) | 2,310円(税込) | 2,310円(税込) |
カラー大容量 | ||||
BC-346XL | 2,670円(税込) | 2,423円(税込) | 2,399円(税込) | 2,670円(税込) |
BC-366XL | 2,970円(税込) | 2,700円(税込) | 2,970円(税込) | 2,970円(税込) |
キヤノン発表の印刷コストは新型TS3530は33.4円、TS3330は31円となっています。
ちなみにキヤノン複合型の最上位機種であるXK500の印刷コストは10.8円です。
シンプルで低価格なモデルのお悩みとして、印刷コストは避けて通れません…。
そんな互換インクですが、現在販売されているのは旧型TS3330に対応したもののみでした。
『インクのチップス』
『エコリカ』
さらにどちらも在庫切れが始まっており、終売が近いようです。
新型TS3530から、「トークプリント機能」が対応となりました!
トークプリントなら、スマホアプリの『LINE』や『Messenger』を利用して印刷できます!
写真だけでなく、文書ファイルも印刷できるので、プリンタがより身近に感じられますよ!
新型TS3530は旧型TS3330に比べて、消費電力と動作音量が改善されました!
(新)TS3530 | (旧)TS3330 | |
消費電力 | 8W | 11W |
自動電源ON | あり | あり |
自動電源OFF | なし | あり |
動作音 | 48db | 53.5db |
とくに動作音量は約1割の5db減となりましたね!
新型TS3530が『無理しない普通の声』だとすると、旧型3330は『張り上げたような声』くらいになります。
数字で見る以上に、動作音の低減を感じて頂けると思います!
最初にもお伝えしたようにプリンタやスキャナとしての基本的な使用はほぼ変わっていません。
ちょっとめんどくさい印刷を、より手軽に行えるようにすることがシンプルモデルの一番の役割です。
ここでは新型TS3530や旧型TS3330に共通する機能をご紹介します!
キヤノンが提供するスマホアプリ「Canon PRINT Inkjet/SELPHY」を使用して、スマホのデータを印刷できます!
写真はもちろん、PDFやOffice書類、Webページも印刷が可能です。
なんと「PIXUSクラウドリンク」で「Facebook」や「Dropbox」「GoogleDrive」のデータも印刷可能!
逆にスキャンしたデータをスマホに転送することもできます!
その他にもスマホアプリとして
- 写真加工ができる「Easy-Photo Print Editer」
- プリントコンテンツを利用できる「Creative Parkアプリ」
が用意されています!
今回紹介したアプリは、iOSとAndroidに対応しています。
なのでPCがなくても、充分に使いこなせるように作られていますよ!
スマホやパソコンから印刷しても、電源が入っていないからエラーになってがっかりした覚えはないですか?
PIXUSは印刷指示を受け取って、自動で電源オンできるようになっています。
先述の「PIXUSクラウドリンク」からの印刷指示でもちゃんと電源オン!
初期設定で「自動電源オン」を有効にする必要がありますので、お気をつけください!
カラーインクは染料を使っているので、じんわり染まって繊細なグラデーションを表現します。
黒インクには顔料を使用し、用紙に張り付いてにじむことなくはっきりと文字や線を描きます!
だからメリハリある印刷を楽しむことができますよ!
ここまで新型TS3530と旧型TS3330の違いと共通点をご紹介してきました。
ここでは、新型TS3530と旧型TS3330のスペックを一覧にしましたので、ご確認ください。
(新)TS3530 | (旧)TS3330 | |
タイプ | 複合機 | 複合機 |
接続方法 | USB2.0 Wi-fi | USB2.0 Wi-fi |
Wi-fi対応 | IEEE802.11b/g/n | IEEE802.11b/g/n |
スマホ対応 | あり | あり |
スマートスピーカー対応 | あり | あり |
AirPrint対応 | あり | あり |
Wi-fi Direct対応 | あり | あり |
NFC対応 | なし | なし |
トークプリント | あり | なし |
クラウドプリント | PIXUSクラウドプリンタ | PIXUSクラウドプリンタ |
カラーリング | ホワイト ブラック | ホワイト ブラック |
液晶モニタ | 1.5型モノクロ | 1.5型モノクロ |
消費電力 | 8W | 11W |
自動電源ON | あり | あり |
自動電源OFF | なし | あり |
動作音 | 48db | 53.5db |
幅×高さ×奥行 | 435×145×327 mm | 435×145×316 mm |
重さ | 4.0 kg | 3.9 kg |
プリンタ解像度 | 4800×1200 dpi | 4800×1200 dpi |
インクタイプ | カートリッジ式 | カートリッジ式 |
インク種類 | 染料+顔料 | 染料+顔料 |
インク色数 | 4色 | 4色 |
カラー印刷速度 | 4枚/分 | 4枚/分 |
モノクロ印刷速度 | 7.7枚/分 | 7.7枚/分 |
印刷コスト | 33.4円 | 31円 |
最大用紙サイズ | A4 | A4 |
給紙トレイ | 背面 | 背面 |
最大給紙(普通紙) | 60枚 | 60枚 |
最大給紙(ハガキ) | 20枚 | 20枚 |
ネットワーク印刷 | あり | あり |
フチなし印刷 | あり | あり |
スキャナ解像度 | 600dpi×1200dpi | 600dpi×1200dpi |
これまでPIXUS複合機の新型TS3530と旧型TS3330の違いや共通点をご紹介してきました。
その結果を踏まえて、新型TS3530と旧型TS3330それぞれにおすすめできる方をお伝えします!
- 印刷コストを安くしたい人!
- 設置スペースが少しでも小さい方がいい人!
どうしても純正インクは高くて気になってしまいますよね…。
旧型TS3330のおすすめできる点は、なんといっても印刷コスト。
2022年10月現在ではTS3330のみ、互換インクが販売されています。
印刷のクオリティは多少落ちてしまいますが、ちょっとした文書印刷やコピーなら十分使えます!
奥行きが新型TS3530と比べて1cmほど短いこともおすすめポイント!
プリンタのサイズは、高さや幅よりも奥行きで苦しむことが多いんですよね。
棚の奥行きが足りずに板を追加しないといけなかったり。
普通に置けても給紙が後ろにあるから、その分奥行きスペースを取られたり。
少しでも小さい方が、設置に困ることがないですよ!
- より手軽に、ささっと印刷を楽しみたい人!
最初の設定ができたら、印刷したい写真を『LINE』や『Messenger』から印刷できる「トークプリント」。
この機能を利用して、おでかけあとの写真をご自宅でみんなで楽しむことができます!
アルバムやフォトスタンドに飾っておけば、いつでも楽しい記憶が蘇りますよ!
それでは、実際にお使いの方はどのような感想をお持ちなのでしょうか。
ネットのクチコミをまとめました!
- コピーができて、テキストの印刷ができれば充分だったので、ちょうどいいプリンタです!
- モノクロはきれいなので、カラーインクの代わりに黒インクを装填できるようになったらうれしいかも!
- 学校からのプリントをスキャンして、タブレットで確認できるようにしたら、とっても便利でした!
ちょっとした印刷で使うので満足している!という方が多いです。
プリンタよりスキャナをメインで使うようになった方もおられ、複合機の強みが発揮されていますね!
- 純正インクが高すぎます。インク4つ買ったら本体代超えるって、どういう事なんでしょう?
- とても軽くてプラスチックでできているからか、結構うるさいです。
- コピーができてスマホからも印刷できて便利ですが、Wi-fiの設定や安定性に難があります。
プリンタインク問題!ありますよね!
これを解決するには、自分がどのくらいプリンタを使うのかを把握することが一番重要だと思います!
特にTS3330やTS3530のような本体代が安いモデルは、印刷コストが高くなりますよね。
なので時々コピーや仕事の書類作りで必要な方に向いています。
写真をきれいに印刷したい!とか、一度に十数枚印刷するなら、印刷コストに目を向けるのもいいですね。
TS3330や新型TS3530のスペックは、印刷の機会があまりない方に向いています。
手軽に買えて、手軽に使えて、インクは少し高いけれど交換頻度が年に1〜2回程度が目安の方ですね。
そこまで頻繁に使うものでなければ本体が安いものを選ぶのもひとつです。
インク代は高いですが、スマホに残しているお気に入りの写真を印刷して、お部屋に飾るのも楽しいですよ。
PIXUSなら、Wi-fiで繋げばスマホだけで印刷することができます。
そのための準備はプリンタをコンセントに繋いで、Wi-fiの設定をするだけ。
コンセントさえあればどこにでも置けるので、場所の心配もいりませんね!
かわいい写真立てに入れてお部屋に飾れば、インテリアにもプラス!
お部屋をお気に入りの写真で飾る、楽しい暮らしのお供にPIXUSのTS3330、TS3530はいかがですか?